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​私達は、繋ぐ。

平成28年4月14日、熊本県を襲った大地震。

16日にも再び震度7の大きな揺れが発生し、熊本を中心とし周辺の地域にも甚大な被害を及ぼしました。地震は家屋や歴史的な建造物を破壊しただけでなく、人々から「日常」をも奪いました。それは熊本・阿蘇の基幹産業である農業・観光業にも影響を及ぼし、現在もその影響は続いています。

​ 初めて私たちがボランティアとして熊本に入ったのは地震発生から1週間後のことでした。現地で活動をしていく中で様々な立場・目的のある方々から話を聞く機会がありました。先に熊本で災害復興支援を行っていた団体の方々や、他県からのボランティア団体、そして被災された方々・・・。様々な立場の人から話を聞いていく中で私たちはネットやニュースでは知りえない情報、今後被災地に必要なこと、地震が起こったことで露わになった多くの問題を知りました。

  「熊本を元気にするためになんとかしたい。」

​私たちは強い思いを持ったのです。そのような中、農業支援としてタマネギ畑で作業をしていて、その前の晩色んな方と話した時に、思いついた一つの考えを実行に移してみようと考えました。

 「自分たちで、ボランティアと観光をつなげてみては・・・?」

                       ・・・こうして私たちは立ち上がりました。

 現在、被災した熊本、阿蘇、その他の周辺の観光地では復興のために店の営業やイベントを再開したものの、地震の影響で観光客が著しく減少しているのが現状です。また、依然として被災地では様々なかたちのボランティアを募集しているところがたくさん存在します。一方で、被災地の外には「熊本に観光に行きたいけど宿泊できる場所はどこかあるの?」という人、「ボランティアに入りたいけどどこでどのような支援が必要なのかわからない、ボランティアの現場までの向かい方がわからない」という人が存在します。

 被災地の内と外、両者がそれぞれニーズを持っているのです。私たちはこのニーズに答えるためにボランティアと観光をつなぎ、被災地の内と外のニーズをつなぎ、熊本のために立ち上がる人と人とをつなぎ、そして、その人たちの思いをもっと多くの人に「繋ぐ。」ことを目標に活動しています。

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